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アート版妖怪ポスト
会場のそこここに設置されたポスト。出品作家に質問すると、返信が返ってきました。いくつかをご紹介します。
足立さんへ |
けっこーあきるんだけどけっこーはまるんで2回も見てしまいました。混乱しているイメージがきれいで好きです。よいときのイメージはなぜ3つともぼやけているんですか?(井上まみこ)
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井上さま |
お手紙ありがとうございます。
私の意図が作品の正解ではありませんがよいイメージがぼけているのはあるイメージを先入観なくただ「なんだろう?」というだけで眺められる要素をアウトフォーカスのイメージは持っているので私自身大変魅力的に感じているからであります。(足立桃子) |
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足立さんへ |
考えてみれば「無価値」であったり「価値があるか立証されてない」ものを安易に信じる事が大切な「何か」を信じられず、偽救世主なる(コンピューターの声。金とか女とか男とかでも可)に信を置き、時におそれ、無意味によろこぶ事になるのではないかと思ったのです。
しかし信じなければキリストも救ってくれないのもたしかです(信ずるものは救われる)。現代はとかく「不信」まみれのネガティブな世と考えられがちですが、実は「信用」しすぎている結果がネガティブなのではないのでしょうか。
「何を信ずるべきか」という「賢さ」これが現代には必要なのではないか。貴方のの作品は実に考えさせるものでした。(野地健一郎)
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野地さま |
私は自作がそれほど難解なものを提示しているとは考えていませんでしたが、仮に若干であっても私の作品が何か考察の契機となることができたのであれば大変嬉しく思います。
疑うことより信じることのほうが大切ではありますよね。(足立桃子) |
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足立さんへ |
いろいろ共感できるのですが、そのせいか2度見ようという気になれませんでした。Do you try again? Yes,
no(望月俊典)
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望月さま |
1度見たらもうそれだけで過剰な情報量が与えられ幾度も見たくないと感ずるのは映像というメディアが持つある種の特徴であると思います。
もちろん例外もあって、作者が目指すべきは「例外になること」なのかもしれないけれども私は今回はその特徴を加速させるような作品に仕上げてしまいました。(足立桃子) |
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大塚さんへ |
ガイジンハウスに住むにはどうすればいいのでしょう?教えてください。また、他にこのようなものを知っていますか。写真とてもすてきでした。(匿名)
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匿名さま |
ガイジンハウスに住むには。
1 どこにどんなのがあるか調べる
・インターネット
・外人用フリーペーパー(メトロポリス、東京クラシファイドなど)
2 そこに電話をかけてきいてみる 以上です。
ちなみに今回のとこはインターネットで調べました。感想ありがとうございます。(大塚豊) |
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鷺山さんへ |
さいごまでみると、マイナス イオン パワーにうたれたかんじがしました。でもけっこう、きびしかったでしょうね。荒波と暴風。ありがとうございました。(匿名)
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匿名さま |
イオンを感じてくれるとは思いませんでした。撮影はきびしいけれど楽しいです。ありがとうございました。(鷺山啓輔) |
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鷺山さんへ |
なんだか楽でした。とても楽でした。なので寝床にしてみました。昇る朝日にお見事と思いました。(望月俊典)
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望月さま |
楽でいいと思います。会場にいったら、黒い人が寝ていてとても驚きました。昇る朝日をみた人は少ないと思います。うれしいです。ありがとうございます。(鷺山啓輔) |
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羽藤さんへ |
あまりに好みにピッタリだったのでビデオも買ってしまいました。画もいいですが、音楽がすごくいいですね。(井上幸治)
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井上さま |
お買い上げありがとうございます。テープがすり切れるまで、色んな人に見せて下さい。(羽藤明夫) |
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羽藤さんへ |
アニメーション久し振りにみいりました。なんと言ってよいのかわかりませんが、気持ち良かったです。見ている間が。汚い字でゴメンなさい。(キクチユミコ)
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キクチさま
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感想をどうもありがとうございます。
なんと言ってよいのかわかりませんが...というのは、けっこううれしいです。僕自身、なんと言ってよいのかわからないけど...という感じで作ってるから。
でももうちょっとはっきり言えなきゃというのもあるんですが。びみょーなスタンスでいいものを作れるようにがんばります。(羽藤明夫) |
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羽藤さんへ |
一瞬見ると童話の世界のようだけど、しばらく音楽をききながら人の動きなんかを見てるうちに、ものすごくこわくなってきて見てられなくなりました。なんでなんでしょうね...。
私自身の子供時代の何かを思い出したのかもしれないです。何がきっかけでそういうことを思い出すかわからないですね。(小谷彩子)
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小谷さま |
お手紙ありがとうございます。
ものすごくこわくなったという感想は今回出した作品では初めてです。もちろんそういう要素を意識して作っていますが、最終的には人に優しい?作品を作りたいと思っています。
見てられなくなったという事は、3作品全部は見てないんでしょうか?でも、すごく深いところで感じ取ってもらえたと思うのですごくうれしいです。(羽藤明夫) |
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羽藤さんへ |
すばらしかったです。最初、よくある手作りアニメーションか...と思って少しみたら出ようと思っていたのに、動けませんでした。
CGでもクレイでもないリアルさを感じた。「絵」が動いてる感じがした。音もあの世界観を作りだすのに大きな役割を果たしていると思う。
「いつか見た夢」の白いドレスの女の人が道を歩いていくシーンとかすごく印象的でした。(立松詠士)
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立松さま |
感想どうもありがとうございます。実際僕の作品はよくある手作りアニメーションだと思います。手法は単純で、誰でもやろうと思えばできる事ですが、「絵」が動くという絵自体にこだわって作っています。(羽藤明夫) |
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羽藤さんへ |
諸星大二郎のヒエダ礼二郎シリーズを思い出しました。(星絵里)
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星さま |
ヒエダ礼二郎???諸星大二郎は友達がかしてくれて2冊くらい読んだ事がありますが、そのシリーズは知りません。その友人も、僕の作品と諸星さんとの共通性を感じたみたいです。でも、僕自身では、よくわかりません。ヒエダ礼二郎シリーズ読んでみようかな...。(羽藤明夫) |
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松村さんへ |
アサタさん感動しました。人前では口にできなかったですが、今回の中で最高だと思っていた人が、なんとカフェでコーヒーをいれていたことに驚きました。(ちか)
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ちかさま |
ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。(松村アサタ) |
儘田さんへ |
なんだかわからないけれど涙ぐんでしまいました。昔1人で留守番をしていた時のことを思い出したのかもしれない。いやな意味ではないのです。雷鳴大好きなんです。小さいときもいまも。ありがとうございました。(尚)
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尚さま |
この作品で、人を涙ぐませることができるなんて、思いもよりませんでした。
最近雷鳴って聞きませんよね?カミナリはノスタルジーを誘うことがおかげ様で分かりました。ありがとうございます。(儘田元気) |
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