『よんでみてみて』展とは

企画趣旨

2005年8月27日(土)より9月4日(日)まで、横浜トリエンナーレ開催直前で活気づく横浜の「BankART Studio NYK」にて、1970年代生まれのアーティスト25名が一堂に会する企画展覧会『Ongoing vol.04 よんで みて みて』が開催されます。

『Ongoing』は、現在進行形の表現をストレートに体験する場の創出を求め、運営・作家ともに1970年代のメンバーが集い、2001年にスタートした企画展覧会シリーズです。

その第4回目を迎える『Ongoing vol.04 よんで みて みて』の中核を成すのは、参加アーティスト25名の思考の宇宙が集約された1冊の冊子です。

入場者にもれなく配られるこのガイド冊子には、展示作品ひとつひとつに対して、作者自身を含め3名の視点からの批評文が寄せられているほか、表現ジャンルごとにわかれ、表現の現在についてそれぞれの視点から討議した座談会の記録が掲載されています。

この冊子は「正しい鑑賞法」の手引きではありません。そもそもアートに「正しい鑑賞法」なんてあったっけ? そんな素朴な疑問から制作されたこの冊子は、ゆがみのないアートとのコミュニケーションの可能性を求め、まずはアーティスト自身が、それぞれの作品に自らの感性と言葉で真摯に向かい合った、現在進行形のアートのひとつのルポルタージュです。
 この冊子が、あなた自身の自由なアートの解釈の扉を開くきっかけとなりますよう、それでは、Ongoing vol.04、よんで みて みて。

ガイド冊子の購入

ガイド冊子は当日展覧会場にてご購入いただけます。また、8月中旬より、都内一部書店、アートショップ等でも1冊350円にてお求めいただけます。

ガイド冊子は『Ongoing vol.04 よんで みて みて』の入場券を兼ねます。事前にご購入された方は、当日、忘れずに展覧会場にお持ちください。

冊子取り扱い店舗一覧 (05/8/23付)

『Ongoing』とは

『Ongoing』は、常に現在進行形のプロジェクトという意味を込めて名付けられました。 時代の文化を共有してきた同世代の人間が何を考え、何を見て、どのような世界を生きているのかを、美術、演劇、音楽、詩歌などの表現作品を通じて体験する場を設けることを目的としています。

2001年にスタートし、これまでに、過去3回の展覧会が開催されました。第一回『Ongoing vol.01 - 若き表現者70人の冒険』は2002年4月13日〜4月17日六本木の旧三河台中学校にて開催。第二回は2003年4月1日〜30日の間、吉祥寺の12のカフェで行いました。第三回『Ongoing vol.03 壱万円展』は2004年10月23日〜10月31日廃校となった豊島区の中学校で開催されました。

いずれも、運営・作家ともに1970年代のメンバーが集い、参加作家を公募、出展作家を互選といった共通の特徴を持ちます。

過去のOngoingの記録は、主催団体Quake Centerのホームページからご覧いただけます。また、Quake Centerについては、About Usのページにて紹介しています。