2006年7月22日(土)より7月30日(日)まで、過去と未来が交差する街=横浜に位置するアートスペース「BankART Studio NYK」にて、1970年代生まれのアーティスト24組が一堂に会する企画展覧会『Ongoing vol.05 ヨコハマエクトプラズム』が開催されます。
『Ongoing』は、現在進行形の表現をストレートに体験する場の創出を求め、運営・作家ともに1970年代生まれのメンバーが集い、2001年にスタートした企画展覧会シリーズです。その第5回目を迎える『Ongoing vol.05 ヨコハマエクトプラズム』では、全国公募で集った作家同士で作品プレゼンテーションを行ない、作家間の互選によって展示作家を決定しました。次代を担う若手作家に共有された価値観の中から立ち現れた表現の数々は、現在進行形のアートの最先端をわたしたちに見せてくれます。
また本展示では、展示作家が表現にまつわる様々なテーマごとのグループに分かれて実施した座談会の記録を収録した冊子を、全来場者に配布いたします。現在進行形の今を生きる作家たちが織りなす対話は、難解とされがちな現代の表現をより身近に感じる手がかりとなることでしょう。
副題の一部となっている「エクトプラズム」とは、「特殊な能力をもった者の体孔から放出される流動状のエネルギー体」のことを意味します。この夏『Ongoing vol.05』にて目撃する、様々な表現や対話の数々は、アーティストの内から湧き出るエクトプラズムとなり、観るものの心を揺さぶるエネルギー体となるはずです。