QCロゴ
  お問い合わせ先   サイトマップ   BBS     Ong_01の写真  
Home
HOME Ongoing Vol.01 Ongoing Vol.02 かいもの 参加/ About Us
04.02.2003
 

はじめに

 2002年4月13日〜4月17日、出品者、企画者、運営すべて1970年代生まれが創り上げたarts展「Ongoing」を六本木の廃校を舞台に開催しました。主催したQuake Center(クウェイク・センター)は、現代における(広い意味での)表現の実践的研究を目的に、様々なバックグラウンドをもつ大学院生を中心として、2001年の春に発足した団体です。

 表現という手段を通して、この時代を形作っている輪郭のようなものが見えてくるのではないか−そんな期待をもとに、Ongoingは創案されました。2001年暮れ<1970年代生まれ>を対象にQuake Centerはひとつの呼びかけを行いました。その際かかげたOngoingの目的は2つ。表現のジャンル、美術教育の有無はいっさい問わずに、表現することに興味を抱く人すべての人に開かれた発表の場を創出すること。そしてそのような開かれた場と展覧会のクオリティを両立させること。その呼びかけに70年代生まれの若き表現者達が集いました。このようにして表現をめぐる新たな側面が、Ongoingから生まれていく関係性の中で互いを刺激し合い、拓かれていくことを目指しています。

 作家と主催側で幾度もミーティングの場を設け、会期中のプログラム、販売用のカタログなど、Ongoingという展覧会にまつわるさまざまなことを、主催、作家という境界をひとまず括弧に入れ、全員で作り上げました。

 Ongoingは全員一致のステートメントを持ちません。Ongoingには果たしてどのような意義があるのか。共有している何かはあるのか。現代の日本において表現するとはどういうことか。そして何をしなければいけないのか。その答えを共に探求していく、そこにこそ意義を見いだしていきます。Ongoingは一過性のイベントではないのです。今後もこの探求は様々な形で進めていく予定です。

 会期中Ongoingに訪れてくださった皆様、そしてこのOngoingを共に作り上げ導いてくださった参加作家の皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。

 Ongoingはまだスタート地点に降り立ったばかりです。この始まったばかりの冒険に、皆様からのご支援、ご協力を頂けることを願っております。



copyright